相続放棄を弁護士に依頼して行う場合の弁護士費用の相場
相続放棄を弁護士に依頼する場合の費用
弁護士への相続放棄にかかる費用は、およそ10万～15万円が相場とされています。相続放棄とは、文字通り遺産相続の権利を放棄することです。遺産相続において、被相続人から相続できるものは資産だけではなく、被相続人が抱えてる負債も相続の対象になります。
財産における負債、つまり借金はマイナスの資産として計上されるため、相続の際には借金の返済義務も継承されてしまうのです。相続する資産と弁護士費用よりも負債のほうが大きい場合、相続放棄をしたほうが良いケースがあります。
かかる費用が高くなってしまうケース
相続放棄にかかる費用は、ケースによっては高くなることがあります。費用が高くなるのは専門家への依頼内容の難易度や状況などのケースですが、それ以外にも費用が加算されるパターンが3つあるのです。
「相続放棄の期限を過ぎている」「相続財産の調査を依頼する」「家庭裁判所に財産管理人の専任申し立てを行う」の3点。相続放棄は、自己のために相続の開始を知った日から3か月以内と決まっています。また、相続放棄に付随して調査や申請が必要な場合、追加料金が発生するので覚えておいてください。
弁護士費用の支払いが難しい場合の対処
弁護士費用は高額になりがちですが、どうしても弁護士の助力が必要になるケースがないとは言い切れません。弁護士費用の支払いが難しい場合の対処法として、弁護士に支払い相談をするのが一番簡単な方法です。
現在の弁護士費用は自由化され、各弁護士事務所では柔軟な支払い方法で提供されているケースが多く見られます。分割払いなど、負担のかからない支払いができるか相談してみましょう。また、必要な資料の収集や手続きなどは自分で行い、弁護士の仕事を減らすことで費用を削減することも可能です。
