相続問題を弁護士に依頼したときの流れをおさえておこう
まずは弁護士への相談予約から
弁護士への遺産相続の相談を行うにあたり、まずは依頼する弁護士事務所に相談予約を入れましょう。相談内容にもよりますが、弁護士事務所では当日の飛び込み相談が難しいケースが多いです。特に人気のある弁護士は先約で埋め尽くされている場合があり、都合良く対応してもらえるとは限りません。
遺産相続に限らず、弁護士に法律相談をする場合は必ず事前に相談予約を入れておくことをおすすめします。また、予約の際に相談内容の詳細を伝えておくと、面会時の流れがスムーズに行えるでしょう。
依頼する際は正確な情報提供と必要書類の準備を忘れずに
弁護士に依頼する場合、正確な情報を伝えることが重要です。情報が不鮮明では弁護士が適切な対応を取れず、希望に沿えない結果となるリスクがあります。相談の際には、必ず弁護士に正確に状況説明と希望を伝えるようにしましょう。
また、弁護士に相談する際には必要な書類を事前に揃えておくことをおすすめします。弁護士への依頼は「契約」という形で行われるので、身分証明書・印鑑・状況が明確にわかる資料を事前に準備しておきましょう。
報酬金の支払いは問題解決後
弁護士に支払う費用は、法律相談料・着手金・手数料・日当・実費、顧問契約時における顧問料などがあり、最後に報酬金の支払いがあります。このうち事前に払うのが着手金で、そのほかは決まったタイミングでの請求となるのが基本です。
支払うタイミングは弁護士事務所によって違い、共通しているのは問題解決後の報酬金の支払いになります。報酬金は依頼の成功可否にかかわらず、必ず請求される料金です。一括払いが一般的でしたが、近年は分割払いなど柔軟に対応している弁護士事務所も多く見受けられます。