弁護士に依頼して行う相続放棄はどのような流れで進められる?
弁護士を探して相談予約を入れる
相続放棄を弁護士に依頼する場合、弁護士を探してから相談予約を入れるのが一般的です。弁護士への相談予約は電話かメールなどで行い、事前に相談内容を伝えておくことをおすすめします。事前に詳細を伝えておくと、面会時のやり取りがスムーズに行えるでしょう。
弁護士事務所の営業時間外に相談予約をしたい場合は、メールからがおすすめです。問い合わせによる相談内容の回答は基本的に行われないので、依頼内容をまとめてから面会時に打ち合わせしましょう。
弁護士と契約を結び必要書類の作成に取りかかる
弁護士と正式に契約を結び、依頼後は相続放棄に必要になる書類の作成を開始します。必要となる書類は、相続放棄申述書と各種書類です。家庭裁判所に提出するために必要な書類となるため、不備がないようにしておきましょう。
相続放棄申述書は家庭裁判所に置かれていたり、公式サイトからダウンロード可能です。そのほか、被相続人と相続人の関係性を証明する各種書類が必要となります。弁護士との正式契約前に、事前に必要書類を調べて揃えておきましょう。
相続放棄照会書を返送して相続放棄受理通知書を受領する
相続放棄申述書への必要事項に記入を終えたら、各種必要書類と一緒に被相続人の所在地を管轄する家庭裁判所に提出します。直接、または郵送にも対応しているので都合の良いほうを選びましょう。
書類提出後、しばらくしてから家庭裁判所から相続放棄照会書が送付されてきます。必要事項に記入したら返送してください。約10日ほどして相続放棄受理通知書が届いたら、相続放棄が法的に認められたことになります。書類に不備があると、相続放棄が認められず再手続きとなるので要注意です。