相続について相談するなら弁護士と司法書士のどっちがおすすめ?
弁護士と司法書士の役割の違いとは?
弁護士と司法書士の違いは、法律に関する取り扱いの範囲が異なる点です。法務と言う点では、弁護士と司法書士はどちらも共通しています。しかし、法律相談や依頼者の代理人として手続きや相手方との交渉が行えるのは弁護士だけです。
司法書士の役割は、遺産分割調停申立書や裁判所提出書類など、法務に関する書類上の手続きや相談など。一方の弁護士は、法務全般の相談・事務・手続き・交渉・代理など、あらゆる法律の問題を取り扱うことが可能です。
弁護士に相談するメリットとデメリットとは?
弁護士は法律の専門家であるため、法務に関するあらゆる問題に対応できます。依頼者の代理人として、手続きや交渉を行える点が弁護士の最大のメリットと言えるでしょう。基本的に法に関する事務や実務において、弁護士にできないことはありません。あらゆる法に関わる手続き・交渉をワンストップでお任せできます。
弁護士に相談するデメリットは、費用が掛かりやすいことです。また、トラブルの当事者同士がお互いに弁護士を立て、問題の規模が大きくなりがちということも挙げられます。
司法書士に相談するメリットとデメリットとは?
司法書士は書類作成や手続きの専門家であるため、登記作成などの実務能力に優れています。法務局や裁判所への提出書類の作成・申請・請求など、相続に必要となる書類に関する手続きをスムーズに行えることが相談するメリットです。
その一方で、司法書士は相続人同士の争いに介入することができません。依頼者の代行者として、当事者同士の紛争に介入することは弁護士法で禁止されています。訴訟などが起きた場合、司法書士ではできることが限られてしまうのがデメリットです。